内視鏡検査の選び方のポイント
各クリニックや病院は、より快適で質の高い内視鏡検査を提供するために、それぞれ特色ある工夫を凝らしています。患者さんが施設を選ぶ上で重視すべき点について解説いたします。
① 鎮静剤の使用可否
鎮静剤を使用した状態の検査であっても、医療機関ごとの安心感には差があります。重要なのは、単に鎮静剤を用いるという行為ではなく、「誰に、どれくらいの量を、どのように投与するか」という医師の「技術と経験」です。患者様がほとんど眠った状態で検査を受けられるかどうかは、鎮静剤を適切に調整して効果的に使用できる技術にかかっています。
また、検査直後にストレッチャーで移動し、リカバリースペースで安静に休める体制が整っているかといった、安全性のへ配慮も欠かせません。事前の説明では、「検査当日の運転禁止」や「帰宅後の食事・入浴・仕事復帰の目安」まで具体的に説明されるか確認しましょう。
② 日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医であるか
内視鏡検査の質を左右するのは、実際にスコープを操作する「医師の技量」です。日本消化器内視鏡学会や日本消化器病学会などの専門医・指導医資格は、豊富な症例数、集中的な研修、そして確かな知見の証となります。
医師が複数いる施設であっても、観察手順、撮影写真の枚数、報告書の形式などが統一された品質標準化がされていれば、懸念は不要です。施設を選ぶ際は、専門医資格の有無だけでなく、医療機関の「運用体制の質」まで確認することが重要です。
③ アクセス環境が整っているか
内視鏡検査を受ける医療機関を選ぶ際、アクセス環境の良さは非常に重要なポイントとなります。
第一に、内視鏡検査、特に大腸カメラの際は、検査前に下剤を服用する前処置が必要です。また、多くの場合、苦痛を軽減するために鎮静剤を使用します。鎮静剤を使用すると検査後しばらくふらつきが残るため、当日の自動車・自転車の運転は厳禁です。このような状況で、自宅から遠い、あるいは交通の便が悪い場所にあるクリニックを選ぶと、安全かつスムーズな移動が困難になります。駅に近く、公共交通機関でのアクセスが容易なクリニックであれば、検査後の安全な帰宅を確保できます。
第二に、アクセスが良いことは、検査前の事前診察や、検査後の結果説明、そして万が一ポリープ切除後のフォローアップが必要になった際など、複数回の通院負担を大幅に軽減します。
つまり、アクセスが良いクリニックを選ぶことは、単なる利便性だけでなく、検査当日の安全性の確保と、トータルで見た患者様の負担軽減に直結する重要な選択基準だと言えます。
④ 大学病院での勤務年数が長い医師が在籍しているかどうか
内視鏡検査を受けるクリニックを選ぶ際、大学病院など高度な医療機関での勤務経験が長い医師が在籍していることは、検査の質と安全性を見極める重要な基準となります。
大学病院では、多様な難症例や複雑な疾患を数多く経験します。勤務経験が長い医師は、単に検査件数が多いだけでなく、診断が難しい病変の発見能力や、合併症など予期せぬ事態への対応能力が磨かれています。これらは、内視鏡検査の正確性に直結する「技術と知見」の裏付けとなります。
また、大学病院は最新の医療機器や治療法の研究・開発の最前線にあります。そこで長年勤務してきた医師は、クリニックにおいても高度な専門知識を活かし、質の高い内視鏡検査を提供できます。
つまり、豊富な大学病院での経験を持つ医師を選ぶことは、見逃しのリスクを減らし、より安心で質の高い検査を受けるための賢明な選択と言えます。
⑤ 経験症例数が豊富であるかどうか
内視鏡検査において、医師の経験症例数が豊富であるという実績は、患者様が質の高い検査を受けるための極めて重要な指標となります。具体的には、5万件以上の内視鏡検査経験があると理想的と言えるでしょう。
この膨大な症例数は、医師が胃がんや大腸がんの早期発見に必要な微細な病変を見逃さない「目」と、苦痛を最小限に抑え、安全にスコープを操作する「熟練の技」を持っていることの証明です。症例を積み重ねる過程で、患者様一人ひとりの体型や腸の形状に合わせた最適な検査ルートや手法を瞬時に判断できるようになります。
また、鎮静剤の使用においても、経験豊富な医師は患者様の状態を的確に把握し、適切な量とタイミングで投与できるため、安全で「眠っている間に終わった」と感じる快適な検査を実現します。
さらに、大腸ポリープの切除といった処置が必要になった際も、豊富な経験が合併症のリスクを抑えた確実な処置につながります。
したがって、内視鏡検査は、単に機器の性能だけでなく、「経験症例数」という医師の信頼できる実績を基準に選ぶことが、正確な診断と安心な検査を受けるための鍵となります。
⑥ 大学病院・大型病院との連携体制が整っているかどうか
内視鏡検査を受ける医療機関を選ぶ際、大学病院や大型専門病院との密な病診連携体制が整っているクリニックを選ぶことは、患者様の安心と安全を大きく高めます。
クリニックは、胃カメラや大腸カメラといった日常的な検査を苦痛少なく、高い専門性をもって提供することに優れています。しかし、検査中に発見された病変が高度な治療や手術を要する場合や、予期せぬ偶発症が発生した場合には、より大規模な医療機関での対応が不可欠となります。
連携体制が確立されているクリニックであれば、迅速かつスムーズに専門病院へ紹介・搬送することが可能です。これにより、患者様は治療の遅延や、手続きの煩雑さに悩まされることなく、切れ目のない適切な医療を受けられます。また、普段から大学病院の医師が非常勤で勤務するなど、連携先の高度な知見や技術がクリニックの診療にも還元されるメリットもあります。
この連携体制は、患者様にとって「万が一の際にも安心できるセーフティネット」として機能します。したがって、内視鏡検査は、「発見」から「治療」までをスムーズにつなぐ連携力を持つクリニックで受けることが極めて重要です。
当院の内視鏡検査が選ばれる理由
① 鎮静剤の使用可否
当院は、鎮静剤を「使用可能」とするだけでなく、「誰に、どれくらいの量を、どのように投与するか」という医師の「技術と経験」に基づき、患者様一人ひとりに合わせた最適な管理を徹底しています。これにより、「ほとんど眠った状態で検査が終わった」という快適な体験を実現します。
検査後の安全管理も万全で、専用のリカバリースペース完備はもちろんのこと、ストレッチャーによる移動で安全性への配慮を徹底しています。また、「検査当日の運転禁止」はもちろん、「帰宅後の食事・入浴・仕事復帰の目安」まで具体的にご案内し、安全を最優先した体制を整えています。
② 日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医であるか
当院の医師は、日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医資格を有しており、確かな知見と豊富な経験の証を備えています。また、院長の川原医師は日本消化器内視鏡学会の学術評議員・関東地方会評議員も務めています。
さらに、診察から検査、結果説明、フォローアップまでを丁寧に対応しています。整備された体制で質の高い内視鏡検査を実現しています。複数の医師体制であっても、観察手順や報告様式の品質を標準化しているため、常に質の高い検査をお約束します。
③ アクセス環境が整っているか
当院は、和光市駅から徒歩1分というアクセスが非常に良好な立地にあり、検査当日の安全性と通院の負担軽減を両立させています。鎮静剤使用後のふらつきがある状態でも、公共交通機関を利用して安全に帰宅できます。事前診察やフォローアップのための複数回の通院負担も大幅に軽減し、患者様のトータルでの負担を最小限に抑える環境が整っています。
④ 大学病院での勤務年数が長い医師が在籍しているかどうか
当院の医師は、大学病院など高度な医療機関での長い勤務経験があります。大学病院で培った多様な難症例の経験は、診断が難しい病変の発見能力や合併症など予期せぬ事態への対応能力といった「技術と知見」の裏付けとなっています。最新の知見と高度な専門性を活かし、質の高い内視鏡検査を提供しています。
⑤ 経験症例数が豊富であるかどうか
当院院長の川原医師は、5万件以上という豊富な内視鏡検査経験症例数を誇ります。この膨大な実績は、微細な病変を見逃さない「目」と、苦痛を最小限に抑え、安全に操作する「熟練の技」の証明です。豊富な経験に基づき、患者様一人ひとりに合わせた最適な検査ルートを瞬時に判断し、安全かつ快適な検査を実現しています。
⑥ 大学病院・大型病院との連携体制が整っているかどうか
当院は、地域の大学病院や大型専門病院との密接な病診連携体制を確立しています。日常の検査は当院で質の高い医療を提供しますが、検査中に高度な治療や手術を要する病変が発見された場合や、予期せぬ偶発症が発生した際には、迅速かつスムーズに連携病院へ紹介・搬送できる体制が整っています。
この連携体制は、患者様にとって「万が一の際にも安心できるセーフティネット」として機能し、「発見」から「治療」までを途切れさせずスムーズにつなぐことをお約束します。
院長メッセージ
和光市駅南口徒歩1分の和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック院長の川原洋輔と申します。消化器内視鏡の分野で名門と言われる東京慈恵会医科大学内視鏡科の門を叩き、関連病院に出向していた期間も含めて17年間を大学病院で内視鏡検査・治療に従事して参りました。大学時代に感じた「もっと早く受診していただければ」「長い時間お待ちいただいて申し訳ない」という気持ちから、気軽に、待ち時間が少なく、大学病院と同等以上の質の内視鏡検査・治療を提供したいと考え、クリニック開院に至りました。
胃カメラ、大腸カメラは「怖い」「恥ずかしい」「前にやったが酷い目にあった」などなかなか検査に踏み切れない方もいらっしゃると思います。当院では少しでも苦痛が少なく検査ができるように鎮静剤を使用して眠っている間に終わるような検査を行なっています。最新の設備を用いて、経験豊富な日本内視鏡学会専門医・指導医や東京慈恵会医科大学内視鏡学講座技術認定医、がん研有明病院消化器内視鏡技術認定医が検査を行いますので安心して受診していただきたいと思っております。和光市、埼玉県南西部地域から胃がん、大腸がんで亡くなる方をゼロにすることを目指して日々努力して参ります。
血圧やコレステロールなど生活習慣病や他のどんな些細な事でもお気軽にご相談ください。
皆様のご来院をお待ちしております。
資格
- 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員・関東地方会評議員
- 日本消化器病学会専門医
- 日本内科学会認定内科医
- 日本胆道学会指導医
- 臨床研修指導医